マンション管理士って何?

マンション管理士とは?・・・

マンション管理士とは、2000年に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」の制定により誕生した、国土交通省管轄の国家資格です。マンション管理士の定義は「専門知識をもって、管理組合の運営、建物構造上の技術的問題等マンションの管理に関して、管理組合の管理者またはマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと」を業務とする人です。

マンション管理士が誕生した背景には、マンションの増加に伴い、さまざまな社会問題の懸念が生じたことがあります。国土交通省が公表している「平成30年度 住宅経済関連データ」(マンションの供給戸数)によると、日本国民の10人に1人がマンションに住んでいることになります。

マンションには、セキュリテイや利便性が高く、立地の良い物件を購入できるなど、戸建て住宅にはない多くのメリットがあります。しかし、どんなに条件の良いマンションもやがては劣化し、老朽化します。劣化や老朽化を少しでも食い止めるためには、状況に応じて補修や改修を行わなければなりません。また、マンションには、異なる年代、職業、家族構成、価値観、生活様式の人たちが暮らしているため、様々なトラブルが発生します。

マンション管理士は、このようなマンション運営に関する様々な諸問題に対応するコンサルタントの役割を担っています。